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イギリス放浪記③ Inverness, Dalwhinnie編

間が空き、次の旅行も挟まってしまったのですが、Edinburgh編の続きです。

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4日目 Invernessへ移動

スコットランドのさらに北にあるInvernessに向かいます。Edinburghからは鉄道で3時間半ほどです。

 

Invernessはハイランドやスペイサイドの蒸留所に近く、ツアーも多く出ているので、ウイスキーの蒸留所めぐりの起点としてはおすすめです。

ネッシーのネス湖も近いらしいです。

M&Sで買った寿司を食べました。正確に覚えていないですが、800円ほどで高かった記憶があります。味はかなり美味しかったです。

あとから値段の差で気づくことになるのですが、M&Sというスーパーは日本でいうと成城石井的な立ち位置のスーパーらしく、少し高めの買い物をしていたみたいです。

すでに夜の8時半ですが外は全然明るく、寒さのため宿にこの日は直行しました。

Ardross & Glencairnという宿で、少し駅から離れていますが、広くてリーズナブル(1泊6000円ほど)で、スタッフの方も優しかったです。

 

5日目 Dalwhinnie観光

当初この日は蒸留所バスツアーの予定でしたが、のんびり回りたいこともあり、個人で回ることのしました。

バスを予約したのですが、スマホの充電器を宿に忘れてしまうトラブルが有り、鉄道で移動することにしました。

この日は曇り時々雨という様子です。

Inverness駅です。バーガーキングとサブウェイがあるので、個人的にはポイントが高いです。

 

蒸留所は有名な所では、GlenmorangieやTomatinが近いのですが、Glenmorangieは閉館日で、Tomatinは鉄道ではいけなそうなので、少し離れたDalwhinnieに向かうことにしました。

 

InvernessからDalwhinnieはScotRailで1時間15分ほどなのですが、本数がかなり少なく、周辺にはほとんど何もないので、事前によく調べたほうが良さそうです。

 

標高300mほどですが、そこまで高い山が周りにないので、高原のような感覚です。

人工物がほとんどなくて空気も美味しいです。

駅から1kmほど歩くとDalwhinnie蒸留所に着きます。他に大きな建物はないので、迷わずたどり着けました。

ギフトショップと試飲できるカウンターがあります。ツアーもあるようですが、出遅れたこともあり間に合いませんでした。

蒸留所限定のDalwhinnieを飲みました。スコットランドは比較的日本人観光客が少ないのですが、ウイスキーファンは結構訪れるようで、こちらにもいました。

 

 

すでに夕方で蒸留所も閉館になるので、Dalwhinnie駅に戻ったのですが、4月にしてはやたら寒い日で、待合室ではしのげないほどでした。

 

周辺には建物がほとんどないのですが、駅から少し歩いたところにカフェバーがあり、そちらにお邪魔しました。

店主やスタッフの方はとても気さくで、ピートが効いたウイスキーを選んでくれました。(Spay FumareとTomatin cu bocanをいただきました)

 

店主曰く、「日本からよく観光客が来るけど、ピートが好きな人は珍しいよ!」ということでした(笑)

 

ウイスキーと紅茶をいただいた後、また駅に戻ってきました。

高緯度なこともあり、20時半近いのですがまだ明るいです。

イギリス放浪記② Edinburgh, Berwick編

前回の続きです。

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書きだめはしていないのですが、今年中に最後までかければと思います。

2日目 Edinburgh到着

London周辺ではぐだついていた天気ですが、Edinburghに到着すると快晴になっていました。

ホテル近くのHeymarketの駅前です。

ホテルに荷物を置いて休憩を終えた頃にはすでに18時でしたが、緯度と時期の関係で日没は21時くらいらしく、少し観光することにしました。

 

Calton Hillを目指して歩きます。

街全体が世界遺産ということもあり、中世の建物が至るところにあります。

坂は多いです。駅から15分程歩くと、Calton Hillに着きます。

市街地方面です。日没付近に見るときれいそうですが、19時半なのにまだ日が落ちる気配はないです。

海側の景色です。広角レンズで収まらないほどの眺望でした。

丘の上ということもあり、風が強く寒かったので、残念ながら日没まで粘らずに撤退しました。

 

ホテルはHeymarket Hotelに宿泊しました。

Edinburgh中心部からは少し離れていますが、リーズナブルで、窓からは桜のある庭が見えました。

 

3日目 Edinburgh散策

宿以外はノープランだったので、行く場所を全く決めていなかったのですが、とりあえず中心部を歩いてみることにしました。

旧市街の方面です。観光スポットも多い街ですが、人もそこまで多くなく、治安もかなり良さそうです。

坂が多く、間近で見ると建物も斜めだったりで面白いです。旧市街側のホテルは少し高めではありますが、次回泊まってみたいです。

 

このあと駅の近くにある、スコットランド国立美術館に向かいました。入場料は無料で、有名な絵もあるのでおすすめスポットです。

建物の作りもきれいです。1時間半ほど滞在して、お土産で大きい冊子を買っていきました。

 

ホテルまで歩いて戻りながら、Johnnie Walkerのお店に向かいます。

店内の写真は収めていないのですが、限定商品などもあり、スコッチウイスキーファンには結構好評のようです。

ウイスキーストーンやJohney Walkerの小瓶のセットなどを購入しました。

 

時差や移動などで疲労がたまっていたようので、半日ほどで観光は切り上げました。旧市街側の散策があまりできなかったので、いずれまた訪れようと思います。

Dalwhinnie 15年とVOSSを買ってホテルでのんびりしました。

VOSSはスコットランドでは400円ほどで、日本ほどは高くなかったです。

 

4日目 Berwick観光

4日目の前半は、前日に決めたBerwickを観光することにしました。

車窓から見てなんとなく決めたので事前情報はなしですが、その場で良さそうなところに行けるのが、ノープラン旅のメリットでもあります。

 

BerwickはEdinburgh南東にある、イングランド最北の町です。

Edinburghからは45分で、往復29£(4,800円ほど)でした。

若干雲もありますが、この日もだいたい晴れました。

特に観光地というわけではなさそうですが、建物はレンガ造りでいい感じです。

海に向かいます。駅からは1.5kmほど歩きます。

海側に出ると、小高い丘から開けた景色が見えます。雲が出てしまいましたが、のどかで雰囲気のよい場所です。

駅方面に戻り、川沿いに来ました。

Royal Border Bridgeという1850年に出来た鉄道橋です。

行きもAzumaでこの上を通ってきたのですが、2世紀前の石レンガで出来た橋の上を、現代の高速鉄道が走っていることに驚きです。

 

半日ほどでしたが、Berwickも歴史的な見どころが多く、楽しめました。

イギリス放浪記① 準備と移動編

春頃にふと思い立ち、2週間ほどかけて、スコットランド、アイルランド、イングランドという順番で、巡ってきました。

旅行コース

元々は1年前に航空券を取ってあったスイスの予定だったのですが、便がなくなってしまい、急遽予定変更しました。

 

そのため、すぐに発券できそうなイギリス方面に切り替えて、予定を組んでみました。

直前に決めたので、各都市2~3泊で余裕を持って滞在して、その周辺を巡ることにしました。宿泊地で見ると、ざっくりこんな感じの順番です。

  • Edinburgh (スコットランドの南東)
  • Inverness (スコットランドの北部)
  • Dublin (アイルランド)
  • Southampton (イングランドの南部)
  • London (イングランドの南東)

行きたいところでいうと、EdinburghやCotswolds、Dublinあたりを巡ることができました。

逆に行程上諦めたのは、Islay島やGlenmorangie蒸留所などの離れた場所にあるウイスキーの聖地や、少しアクセスが大変だった、Glasgow、Belfastなどの都市です。

予算

航空券はJALでロンドンへの直行便で間近に取ったため、その分割高になってしまいました。

スイスへの航空券はワルシャワ経由で8万弱だったため、中々痛い出費です。

それ以外は、円安の影響も少しありましたが、スタンダードな料金かと思います。

  • 航空券(羽田-London) 19万
  • 航空券(Inverness-London-Dublin, Dublin-London) 4.2万
  • 鉄道チケット 4.8万
  • 宿泊費(12泊) 12万

1日目: Heathrow空港

初日は疲れもあると思い、Heathrow周辺に宿を確保しました。

Heathrow空港は日本からの入国審査も自動化されていて、COVID-19の規制も撤廃されていたので、ほとんど待ち時間なく入国できました。

 

Heathrow空港周辺のホテルへ行くには、直結のホテルでなければ、バスに乗る必要があります。

何も調べていなかったので、バスの乗り方がわからず現地でググったのですが、Oyster cardsかコンタクトレスのクレカをタッチすれば良いらしく、自分は後者で乗りました。クレカで乗れるのは、日本と比べても大変便利です。

Oyster cardsはSuicaのようなもので、空港で売っているところが中々見つかりませんでした。Heathrowのバス乗り場周辺には、そもそも売り場がない可能性があるので注意です。

Leonardo Hotel

空港近辺では安かったLeonardo Hotelに宿泊しました。

とてもきれいなホテルで、かなり広めの部屋でした。

2日目 LNERでEdinburghに移動

London観光は最後にして、まずはスコットランドのEdinburghに向かうことにしました。

まずは、ハリーポッターでおなじみのKing's Crossを目指します。

駅に到着したのは8時半ごろでしたが、朝市のようなものが開かれていました。

ハリーポッターのショップの隣りにある、9と4分の3番線です。結構並んでいました。

奥にあるショップも、平日朝にしては結構な賑わいでした。

King's Crossの近くにSt. Pancrasという駅があり、こちらの方が大きくてクラシックです。

外観もヨーロッパの駅という感じという感じで、King's Crossよりも目立っています。

中もゴシック風で、2階部分にもプラットフォームがあります。1階はアーケードのように店が立ち並んでいます。

King's Crossの前の広場です。パンやチーズが美味しそうでした。

 

Edinburghへの移動は、LNER(London North Eastern Railway)を使いました。

乗換なしの高速鉄道で、4時間半ほどです。

この車両はAzumaという名前ですが、日立が作っているみたいで、日本製ということもあり、この名前になったらしいです。

 

ラウンジや食事がつくため、この区間だけは贅沢に1等車に乗りました。

1等車だと少し高くなりますが、それでも1万4千円ほどで、距離や時間から考えればリーズナブルです。2等車であれば、事前に予約しておけば数千円ほどで買えることもあります。

複数のメニューがありましたが、ビーフシチューにしました。結構薄味でした。(肝心の料理がボケてしまった)

 

ちなみに後ろのHARROGATEと書かれた水は、このあとも何度かもらう場面があったのですが、中々飲みやすく、おすすめです。

車窓は、羊だったり海だったり、たまに村や大きな街があります。

Newcastleは通過してしまいましたが、ここも良さそうな街でした。