volatile void

旅行や写真などの記録。考えたことを忘れないように

初夏の北欧旅行記① フィンランド入国編

2025年5月末から6月頭にかけて、フィンランド、エストニア、ラトビアの3か国を10日間で周ってきました。

初訪問のエストニアはおよそ2日間、ラトビアはおよそ3日間滞在して、残りの日程でフィンランドを観光しました。

今までの北欧訪問は全て冬の時期だったので、夏至に近い日の長い時期の観光は初めてになります。

 

 

全体の旅程と予算

日本からはフィンランドへのJALの直行便を利用して、EU内の国の移動は、船やバス、飛行機を利用しました。

今回は特典航空券の減額マイルキャンペーンをやっていたため、そちらに合わせて旅程を組み立てました。

訪問した都市はこちらになります。

  • ヘルシンキ(Helsinki) 🇫🇮
  • ポルヴォー(Porvoo) 🇫🇮
  • タリン(Tallinn) 🇪🇪
  • リガ(Rīga) 🇱🇻
  • ケメリ(Ķemeri) 🇱🇻
  • ヘルシンキ(Helsinki) 🇫🇮

エストニア、ラトビアへは直行便はないため、ヘルシンキから飛行機で乗り継ぎや、ヘルシンキ-タリン間のフェリーを利用することになります。

 

参考までに、1人分のおおまかな予算は以下の通りです。

 

用途 金額 備考
航空券(羽田-ヘルシンキ往復) 58,000円 JAL特典航空券, 燃油サーチャージのみ
航空券(リガ-ヘルシンキ片道) 16,000円 フィンエアー
宿泊費 85,000円 ホテル 7泊分
フェリー運賃(ヘルシンキ-タリン) 19,000円 タリンクシリヤライン 1泊込み
バス、電車代 10,000円 タリン-リガ間、空港移動など

おおよそ合計20万円弱で、通常航空券でマイル利用がない場合は、運賃がプラス10万円ほどかかるので、合計30万円弱になります。

食費は含めていませんが、特にフィンランドでの食費は、現在ファストフードでも日本の2倍くらいするため、ある程度は日本から持参した食糧でカバーしました。

 

どの国もユーロが通貨ですが、クレジットカードがほぼどこでも利用できるため、現金を使う機会はほぼ無く、合計15ユーロほどしか利用しませんでした。

 

1日目 フィンランド入国

今回は7:50羽田発、15:10ヘルシンキ着の朝便を利用しました。

朝早い便のため、前泊は必要になりますが、飛行機内で睡眠を取る必要がないため、時差の調整はしやすいです。

座席は非常口座席で足元は広かったのですが、前の空間がビールを片手に持った外国人乗客の宴の場になっていてなかなか賑やかでした。

 

以前訪問に失敗したスウェーデン北部のノルウェー国境あたりですが、まだ雪に覆われています。

 

北欧方面は行きたい場所が多くあり、訪れることが多いのですが、ヘルシンキは2年半ぶりの訪問になります。

夏で雪に覆われていないのは、自分にとっては新鮮でした。

 

ヘルシンキ・ヴァンター空港ですが、EUなど以外のパスポートの人は全て同じ列で有人の入国審査待ちとなり、1時間ほど並ぶ大行列となっていました。

以前訪問した際は待たされたことはなかったので、入国後に予定を入れる場合は気をつける必要があります。

 

ヴァンター空港は出口が1つしかなく、出口を出てそのまま直進すれば市街地への鉄道にアクセスできるため、非常にわかりやすい空港です。

 

HSL(ヘルシンキ地域交通局)の券売機で中心部までの切符を買います。HSLカードも使うことが出来ますが、今回は持参し忘れました。

隣はVRの券売機もありますが、こちらはフィンランド全域の長距離列車向けになります。

空港(Cエリア)からヘルシンキ中心部(Aエリア)までなので、ABCのチケットを買います。

以前より若干値上がりした気がしますが、4.4ユーロでした。

 

この時期のフィンランドは程よく涼しく、過ごしやすそうです。

 

30分弱でヘルシンキ中央駅に到着しました。

ヘルシンキ中央駅は工事中のようで、ところどころ店が閉まっていたり、通行止めだったりしました。

 

この日は、ヘルシンキ中央駅から歩いて5分ほどのところにある、Hotel Arthurに宿泊しました。

ヘルシンキ中央駅エリアではリーズナブルなホテルで、学生の頃にも泊まったことがあります。

 

駅ナカにあったお気に入りのバーガーキングも移動していて、駅から少し歩いたところにありました。

円安ユーロ高とインフレの影響か、バーガー単品で8ユーロ(約1300円)くらいでした。

ハンバーガーもセットで頼むと2000円を超えてくるので、日本人の感覚からすると、なかなか痛手になってきます。

 

スーパーマーケットは駅の近くにいくつかあり、どのお店もパンは安めなのでそちらを食べるのも良さそうです。

 

メトロのヘルシンキ大学駅近くにある配電盤のようなものに描かれたアートを見つけました。

 

駅の東側は西側に比べて、そこまで人が多くない印象です。

フィンランドの夏時間は、日本より6時間遅れているため、夜8時くらいにホテルに戻り、そのまま就寝の準備をしました。

 

翌日のPorvoo編に続きます。

ゆるく回る愛媛と高知の旅

ゴールデンウィークに愛媛と高知を3泊4日でまわってきました。

ざっくりと、鰹を食べに行ったり、道後温泉や四万十川あたりを訪問しようと考えていましたが、細かいことは決めずに巡ってきました。

 

機材は、X-Pro3とXF23mmF2 R WRを持っていきました。

フィルムシミュレーションは、いつものクラシックネガです。

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/4, 1/350s

道後温泉までは、松山駅から路面電車で30分ほどです。

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/60s

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/2, 1/60s

観光客向けに、蛇口から出るみかんジュースの店がいくつかありました。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/8, 1/60s

道後温泉本館は入浴もできるようで、長い行列が出来ていました。

ここから少し歩いた、大江戸温泉物語で入浴しましたが、こちらは露天風呂もありかなり良かったです。

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/3.2, 1/60s

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/60s

松山駅は、前に来た時よりも新しくなっていました。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/160s

今回は鉄道で高知まで移動することにしました。

www.jr-eki.com

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/850s

車窓を眺めていると、マンモスがいました。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/8, 1/500s

宇和島駅からバスに乗り、宿毛駅を目指します。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/8, 1/320s

食事も兼ねて、ゆらり内海の近くでバスを途中下車しました。

こちらには、海水を含む潮湯があります。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/9, 1/250s

少し歩いたところからは、海を望むことが出来ます。

 

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/9, 1/340s

宿毛駅からは鉄道で中村駅まで向かいます。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/680s

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/850s

中村駅に到着したのが、3時過ぎになってしまったため、四万十川は車窓から見るだけになってしまいました。

フリーきっぷも4日間有効なため、途中で観光を挟む場合は、1泊した方が良さそうでした。

 

少し休憩して、このまま高知に向かいます。

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/950s

X-Pro3, XF23mmF2 R WR, f/5.6, 1/480s

サブ目標の、ヌオーラッピング電車も見ることが出来ました。

鰹は何回か食べましたが、明神丸の塩たたきが美味しかったです。

 

山形一人旅 銀山温泉・立石寺を巡る

今年の3月に、山形県の銀山温泉と立石寺(山寺)を1泊2日で巡って来ました。

今回は行き先が直前にランダムで決まる、JR東日本のどこかにビューーン!を利用して、新幹線で訪問しました。

カメラはα7C IIを持って行きました。

 

 

大石田駅から銀山温泉へ

今回のどこかにビューーン!の行き先は大石田駅ということで、前から行きたかった銀山温泉に向かうことにしました。

山形県は幼少の頃に行ったきりで、久しぶりの訪問になります。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 35mm, f/8, 1/640s

3月末ですが、車窓から外を見ると、雪もかなり残っています。

 

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 20mm, f/8, 1/500s

東京駅から3時間15分ほどで大石田駅につきました。

宿泊客は送迎バスが新幹線の時間に合わせて、迎えに来てくれるためそちらに乗ります。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 26mm, f/8, 1/500s

大石田駅の階段上の屋根は登ることが出来ました。

中に売店があるので、必要なものがあれば買っておくのが良さそうでした。

 

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 21mm, f/8, 1/125s

30分ほどで、大石田駅から銀山温泉まで到着しました。

温暖な気候が続き、雪はかなり溶けてしまったようですが、山肌にはまだ残っています。

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/6.3, 1/125s

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/5.6, 1/125s

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/5.6, 1/125s

冬の観光シーズンを過ぎたこともあってか、人が多すぎるということはなく、ほどほどの観光客がいるという感じでした。

割合も日本人と外国人が半々くらいです。

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/3.2, 1/125s

川の近くに足湯コーナーがあります。

湧き出る温泉は無色に近く、若干硫化水素臭がしますが、そこまで強いものではないです。

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/6.3, 1/125s

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 24mm, f/8, 1/125s

Feliciaさんでジェラートをいただきました。

食べるところはかなりあり、どれも美味しそうなのですが、旅館の夕食が食べられなくなってしまうためセーブしました。

日帰りの方は、食べ歩きをしながら足湯に浸かるのも楽しそうです。

 

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 16mm, f/3.2, 1/125s

今回は昭和館さんに泊まらせていただきました。

一人用の部屋はかなり綺麗で、いい椅子も用意されていて、落ち着く空間になっています。

宿の雰囲気も、ホスピタリティ溢れる良い宿でした。

 

このあと一回温泉に入り、夕食に向かいました。

温泉は源泉が熱めではありますが、別府ほどの激熱ではなく、温度調節も可能です。

 

夕食は陶板焼きや刺身などを地酒といただき、地元の旬の料理を味わうことが出来ました。

料理も美味しかったですが、お米も抜群に美味しかったです。

 

せっかく銀山温泉に宿泊したため、気温は0℃近かったですが、夜の散歩をしてみました。

α7C II, Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA, f/11, 15s

夜になると、宿泊客しかいなくなるため、人もかなり少なくなります。

この辺りは両側が旅館になっていて、浴衣で出歩いている人もいました。

α7C II, FE 35mm F1.4 GM, f/11, 20s

珍しく35mm F1.4を持参していたため、画角を変えて撮ってみました。

雪はないですが、大正ロマンを感じられます。

α7C II, FE 35mm F1.4 GM, f/11, 15s

橋の上にも足湯があるみたいです。

 

今回は一泊でしたが、情緒ある雰囲気の中で、温泉に浸かりながらリフレッシュすることが出来ました。

最近は一人用の部屋もあるみたいなので、一人旅の方にも宿泊チャンスがあると思います。

 

立石寺を登る

次の日は、大石田から山寺に向かいます。

 

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 34mm, f/6.3, 1/125s

途中羽前千歳駅で1時間ほど乗り換えを待ち、昼頃山寺駅に着きました。

コインロッカーが多くあるため、大きい荷物を持っている人はここに預けるのが良さそうです。

こちらの駅も、写真右側の櫓のような建物に登れるみたいですが、冬季は閉鎖中とのことでした。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 28mm, f/6.3, 1/200s

厚い雲が出ていて、気温も低いため天気が悪くなりそうです。

とりあえず、昼食をとることにしました。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 18mm, f/4.5, 1/125s

ふもとやさんでとり天蕎麦をいただきました。

とり天もボリュームがあり、美味しい蕎麦でした。

 

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 35mm, f/5.6, 1/125s

立石寺の入り口は、駅から10分ほど歩いたところにあります。

1000段以上ある石の階段を登っていきます。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 35mm, f/5.6, 1/125s

石段と若干の勾配で、登りはかなり息切れします。

とはいえ小さい子供や、お年寄りも登っていたので、頑張らないといけません。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 21mm, f/9, 1/125s

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 16mm, f/9, 1/125s

何度か休憩を挟みながら、登り切ることが出来ました。

40分ほど階段を登り続けたので、なかなか達成感があります。

山の上の売店は閉まっていましたが、自動販売機で水を購入することが出来ました。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 17mm, f/9, 1/125s

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 16mm, f/9, 1/125s

五大明王を奉る五大堂は山から迫り出すような建物になっていて、山寺駅の方面を一望することが出来ます。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 26mm, f/9, 1/125s

気温も低く、雪も降ってきたので、山寺駅に戻っていきます。

下りの方が足や膝にひびき、入り口まで降りた際には膝がガクガクしていました。

 

このあとは山形駅から帰りましたが、最後に霞城セントラルの展望台に立ち寄りました。

α7C II, FE 16-35mm F2.8 GM, 22mm, f/8, 1/125s

蔵王連峰や山形の街並みを見ることが出来ました。

山形駅直結で無料の展望台なので、穴場かもしれません。