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旅行や写真などの記録。考えたことを忘れないように

冬のポルトガル旅行記② 後編

前回のリスボン周辺の続きになります。

後半はリスボンの西にあるシントラとロカ岬を巡ります。

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3日目 シントラ

シントラ方面へは、Rossio駅から終点のSintra駅まで電車で1本で行くことができます。

観光スポットの宮殿群は山の上にあり、行程の中でかなり歩く箇所もあったので、もしかしたらツアーの方が良いかもしれません。

 

最初はペーナ宮殿に向かいました。

ペーナ宮殿へはSintraの駅前からバスが出ていて、434番線などで向かうことができます。(渋滞が多いみたいです)

入り口から宮殿までは高低差があり、15分ほど歩くことになります。

当日券で入場したため、宮殿についてからも結構並ぶことになったため、時間は余裕を持った方が良さそうです。

 

一部工事中でしたが、カラフルな宮殿で山の上にあるため、遠くからも結構目立ちます。

 

中庭はこんな様子です。

かなり混雑していて、写真はほとんど撮れなかったのですが、調度品の数々を見ることができます。

 

www.parquesdesintra.pt

 

すでに軽いハイキングのような感じでしたが、次はレガレイラ宮殿へ向かいます。

ちょうど良いバスがなかったため、シントラ宮殿のあたりから1kmほど歩くことになりました。

 

 

シントラ宮殿辺りの細い路地は、お店が並んでいて、雰囲気が良かったです。


この辺りも石畳で起伏があり、結構ハードです。

 

レガレイラ宮殿の辺りは、広い公園のようになっていて、点在する建造物を巡る形になります。

こちらは有名な、螺旋状の階段がある洞窟への入り口です。

下まで降りて洞窟を抜けると、滝壺のようなところに出ました。

地下の洞窟も迷路のようになっています。

 

このあとは、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に向かいました。

水曜どうでしょうでもある意味有名ですが、本物の方を目指します。

 

レガレイラ宮殿からはバスで向かうのが難しいため、ここからはUberを利用しました。

日本のタクシーよりは安く、レガレイラ宮殿からは17ユーロほどでした。

 

この日も快晴で、海の方に来ると心地よいです。

ユーラシア大陸最西端と書いてあります。

大きな大陸の端にいると思うと、なかなか感慨深いです。

海側は急な崖になっています。ごつごつとした岩が多いです。

 

ロカ岬には観光案内所があり、バスを待つ間にその中で名前入りの最西端到達証明書を書いてもらいました。

バスは、Sintra駅に向かうルートとCascais駅に向かうルートがあり、どちらでもリスボンに帰ることができます。

 

冬のポルトガル旅行記① 前編

2023年2月のオフシーズンに、ポルトガルを訪問しました。

3泊4日で首都リスボンを中心に、いくつかの観光スポットを巡りました。

ポルトガルを訪れるのは初めてでしたが、全日天候にも恵まれて、食事も安価で美味しかったため、また訪問したい国の一つになりました。

 

 

ポルトガルへの行程

アイスランド旅行の続きのため、パリに少し滞在してからリスボンに向かっています。

日本からの直行便はないため、日本国内から向かう場合は、いずれかのヨーロッパの都市やアジアの都市で乗り継ぐことになります。

 

今回は、パリ-リスボンの往復で単体の発券のため、TAPポルトガル航空を利用することにしました。

参考までに、パリのオルリー空港からリスボン空港の運賃は往復2万円ほどでした。

 

冬ではあるものの、ポルトガル南部のリスボン周辺は地中海性気候のため、2月の時期でも最高気温が15度ほどと高く、他のヨーロッパの国々と違い晴れの日が多いです。

 

1日目 リスボン到着

パリのオルリーからリスボンまでは2時間半のフライトでした。

利用したTAPポルトガル航空は、スターアライアンスにも加入している、ポルトガルのフラッグキャリアです。

 

リスボン空港では、まず観光案内所でLisboa Cardを購入しました。

こちらを購入すると、バスやメトロ、トラムといった公共交通機関が乗り放題となり、一部の施設も入場無料になります。

24時間券、48時間券、72時間券があり、72時間券で54ユーロ(2024年時点)になっています。

この滞在はちょうど3泊4日のため、72時間券を購入しました。

www.lisboacard.org

 

リスボン空港から中心部まではバスやメトロが出ていて、30分強で到着します。

今回はメトロでホテルに近いロシオ(Rossio)駅を目指しました。

 

ロシオ駅から出たところにある、リスボン中心部の低地にあるロシオ広場です。

雲一つない快晴で、2月上旬ですが若干暑いほどです。

 

このロシオ広場から近くにあるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ(São Pedro de Alcântara)展望台を目指します。

消臭力のCMのロケ地として有名な場所です。

 

展望台へは歩いて行くこともできますが、傾斜のついたケーブルカーも走っています。

距離は300mほどですが、せっかくなのでこちらに乗ってみました。(Lisboa Cardで乗車可能です。)

見ての通り、落書きは街中に結構ありますが、日中の治安は悪くなさそうです。

 

ケーブルカーで登ってすぐのところに、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台があり、リスボンを一望できます。
今回は訪問しませんでしたが、反対側の高台には、サン・ジョルジェ城があります。

 

リスボンの市街地は、石畳の場所が多いため、歩きやすい靴が良さそうです。

 

この後は展望台からケーブルカーで降りて、近くのサンタ・ジュスタのリフトに向かいました。

夕方に訪れたのですが、長蛇の列で1時間以上かかりそうだったため、この日は諦めることにします。

 

夕食はこの近くのピッツェリアで取ることにしました。

今回は途中から合流した実家の家族もいるため、普段の旅行よりは食事がちゃんとしています。

大きいディアボラピザとビールで18ユーロほどで、どちらも美味しかったです。

 

ホテルはムンディアルという、中心地に近く観光の便利なホテルに宿泊しました。

2日目 リスボン周辺の観光

2日目の最初は、世界遺産のジェロニモス修道院に向かいます。

リスボン中心部からはトラムやバスを乗り継いで行くことができます。

この修道院ですが、とても大きな建物になっていて、iPhoneの広角レンズでも収まらないくらいのスケールです。

こちらもLisboa cardで入場することができます。

大航海時代を象徴する建物ということで、かなり豪華な作りになっています。

中庭もとても広く、柱や壁には細かな彫刻があり、じっくり見ることができます。

 

修道院を出て近くの通りにある、Pastéis de Belémというエッグタルトの元祖の洋菓子店に向かいます。

 

ポルトガルではこのお店の名前と同じパステル・デ・ベレン、あるいはパステル・デ・ナタと呼ばれているお菓子で、ポルトガルでは様々な場所で食べることができます。

こちらのお店は元祖ということもあり、焼きたてでとても美味しいタルトを食べることができます。

イートインの座席数も多めで、タルトと飲み物で2~3ユーロほどです。

 

ここから、ベレンの塔に徒歩で向かいます。

見切れている写真しかなかったのですが、海辺に立つ要塞になっています。

途中の螺旋階段が非常に狭いため、人が多い時は少し大変ですが、中に入ることができます。

四角いモニュメントが、発見のモニュメントで、ベレンの塔から見ることができます。

この辺りはマリーナになっていて、良さげなレストランもいくつかあります。

 

観光を終えた後は、リスボン中心部に戻り、昼食を取りました。

この日の昼食は、ヨーロッパでは唯一リスボンにある、柚子塩ラーメンで有名なAFURIに行きました。

 

久しぶりの日本食で、ラーメンと餃子ともにサッパリしていて安心できる味です。

 

午後は、28番トラムの始発駅のMartim Monizに向かいます。

ちょうど滞在しているホテルムンディアルの目の前にあります。

28番トラムは、車窓から見る景色がいいことが有名で、観光客にも人気の路線になっています。

車内は混んでいましたが、オフシーズンであったため、長く待つことはありませんでした。

リスボンを周るように走りながら、狭い道や起伏のある道を通ります。

ちなみに、Martim Moniz発で進行方向右側の席に座ったのですが、同行した家族に聞いたところ、左側(海側)の景色の方が良さそうでした。

Pç. Luis Camõesという停留所で下車しました。

写真に写っているのは24番ですが、ポルトガルのトラムはこのタイプのレトロな見た目のものが多いです。

 

この一帯はシアード(Chiado)という地区で、先ほどのAFURIもこの近くにあり、若者の多い繁華街になっています。

この地区の有名な場所では、カフェ・ア・ブラジレイラという老舗カフェもあり、そちらにも立ち寄りました。

 

ここから東の方に進んで、昨日乗れなかったサンタ・ジュスタのリフトに向かいます。

上りの行列がすごかったサンタ・ジュスタのリフトですが、下りは一人も並んでおらず、すぐ乗れたため、シアード方面から回ってくるのがおすすめです。

 

リフト乗り場から見た、夕暮れのホテルムンディアルと、反対側の丘です。

夕方6時ごろになります。

 

カルモ修道院の前の広場に猫がいました。

 

後編に続きます。

2024年の振り返り

写真を整理しながら、たまには1年を振り返ってみようと思います。

 

機材

今年は、フルサイズ機のボディと広角レンズを購入しました。

  • SONY α7C II
  • SONY FE PZ 16-35mm F4 G

α7 IIIは5年ほど使っていて大きな不満はなかったのですが、より軽量で高性能なα7C IIに乗り換えることにしました。

PZ 16-35mm F4 Gの方はF2.8 GMと併用で、使い分ける想定で買っています。

 

どちらもある程度使ったため、いずれ感想を書ければと思います。

 

ストックフォト

正確には昨年から始めていたのですが、お試しでAdobe Stockに10枚ほど写真をあげていました。

日本の観光地の写真を中心に、のべ10枚が売れていて、10ドルほどの収益になりました。

 

個人的な感想ですが、観光地の写真に関しては、場所や建造物の権利関係にも気を使う必要があり、なかなか苦労に見合わないと感じました。

モノ撮りを始めたり、他のサイトに挑戦する機会があれば、再度ストックフォトにも取り組んでみたいと思います。

 

国内旅行

去年までに46都道府県を訪れていて、今年最後の熊本県を訪れたことで、ようやく47都道府県全て巡ることができました。

熊本は阿蘇の方にも泊まったのですが、残念ながらどの日も電車が止まるほどの大雨で、写真も撮ることができなかったため、また訪れたいです。

 

TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3, 70mm, f/6.3, 1/320s

久しぶりに、北海道積丹半島の神威岬をレンタカーで訪問しました。

この日は風が弱く、岬の先端まで行くことが出来ました。

北海道はほぼ毎年訪問していて、訪問回数も一番多いと思います。

 

FE PZ 16-35mm F4 G, 29mm, f/9, 1/125s

初夏の京都、瑠璃光院に行きました。

有名な窓がある部屋は、机が置いてあり撮影ゾーンのようになっていました。

京都も最近はすごい混んでいますが、この辺りは空いていました。

 

TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3, 140mm, f/6.3, 1/250s

長崎の雲仙温泉です。

長崎市内では雨に降られましたが、雲仙では秘湯感のある温泉を見つけることが出来ました。

 

海外旅行

今年は多めで、スウェーデン、デンマーク、チェコ、イタリア、台湾を回りました。

写真整理や旅行記を書くのに時間をかけてしまっていて、去年の分から溜まっているのですが、次の大きな旅行までに書いていきたいと思います。

 

FE 16-35mm F2.8 GM, 28mm, f/8, 1/80s

チェコ南部の世界遺産、チェスキークルムロフです。

雨模様でしたが、古風な街並みでとても良い場所でした。

チェコはビールも美味しいです。

 

Sonnar T* FE 55mm F1.8, f/5.6, 1/80s

イタリアのヴェネツィアの夕日です。

前回イタリアを訪れた時はほぼ雨だったのですが、今回は晴れていて良い旅でした。

ピザももちろん美味しかったです。

 

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