1年ほど前に、TAMRONの望遠ズームレンズ70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDを購入しました。
望遠レンズはSONY純正のGレンズ、FE 70-200mm G F4を所持していましたが、広角〜標準中心の撮影スタイルとレンズ自体の重さから、なかなか活用できる機会がありませんでした。
TAMRONの70-300mm F/4.5-6.3は、F値はF4通しよりは暗めなものの、545gと非常に軽量で、しかも購入時5万円台と安価だったため、こちらに乗り換えることにしました。
何回か持って行く機会があり、写真も溜まってきたので、振り返りながら使用感を書き留めたいと思います。
写真と使用感コメント
アイスランドのスナイフェルスネス半島での一枚です。
70mm始まりで中望遠をカバーしているため、風景を撮る際にもありがたいです。
同じくスナイフェルスネス半島でワイド側の一枚です。
ブログ用の画像の解像度では伝わりづらいですが、岩の質感などもきちんと描写されています。
ポルトガル、リスボンの街並みです。
一般的な望遠ズームよりも小型なため目立ちづらく、街中でも使いやすいかもしれません。
北海道の積丹半島での一枚です。
レンズが軽く、手ぶれ補正機構がない分、テレ側で撮る際には特にシャッタースピードに気をつける必要がありそうです。
この写真は補正していませんが、この辺りの焦点距離は周辺減光が目立つので、現像の際にソフト側の補正が必要そうです。
同じく北海道の大雪山方面の山岳です。
テレ側は300mmまであるので、圧縮効果の効いた写真を撮ることができます。
歪曲もそれなりにあるので、ソフト側の補正が必須になってきます。
野生のアザラシの群れです。ずっと待っていたのですが、全然こちらを向いてくれませんでした。
手ぶれ補正がなく、テレ端ではF6.3となるので、野鳥など動きの速い野生動物を撮るのは苦戦しそうです。
インナーズームではないため、ズームするほど全長が伸びるのですが、テレ端ではかなり長くなります。
遠めの距離から撮影した野良の三毛猫です。
被写体と背景次第ですが、開放で撮ればきれいにボケてくれそうです。
ただし、最短撮影距離は長めなので、マクロには向いていなさそうです。
全体的な感想
風景写真を撮るサブレンズとしては、軽量で持ち運びやすく十分な性能に感じました。
望遠レンズを持っていないがために、シャッターチャンスを逃すことも多かったので、保険としてカバンに入れておくのにはピッタリだと思います。
他のレンズとの兼ね合いで購入候補から外れてしまいましたが、同じTAMRONの28-200mm F/2.8-5.6も気になるところです。
トレードオフとして、手ぶれ補正や三脚座がなく、動体の撮影は他のレンズと比べてなかなか難しそうです。
私個人はフルサイズを使うようになってから、重さのあまり望遠レンズを持ち歩かなくなってしまっていたので、今後は普段撮影しない被写体を撮る練習用レンズとしても活用していきたいと思います。