2024年2月に、11日間チェコとイタリアを周遊してきました。
今回は家族の用事の付き添いということもあり、目的地のフィレンツェを中心に旅程を組み、個人的に前から行きたかったチェコを付け足しました。
チェコは初の訪問、イタリアは学生以来の10年ぶりくらいの訪問になります。
写真整理がなかなか追いつかず、他の旅行と順番が前後しましたが、溜まっていた大きな旅行のストックもこれで最後になります。
全体の旅程
チェコのプラハやイタリアのフィレンツェへは直行便はないため、パリのシャルル・ド・ゴールを経由してそれぞれの都市に向かいました。
JALのマイルを集めているため、今回もJALで羽田からパリのCDG空港まで向かい、プラハのヴァーツラフ・ハヴェル空港まではエールフランスで向かいます。
- パリ (CDG空港) 🇫🇷
- チェスキークルムロフ 🇨🇿
- プラハ 🇨🇿
- フィレンツェ 🇮🇹
- ヴェネツィア 🇮🇹
- パドヴァ 🇮🇹
大まかにこのような順番で訪れました。
予算については、宿代が一部浮いたり、逆に複数名分交通費を払ったりと、今回はイレギュラーだったため割愛しますが、個別に補足していきます。
チェコの通貨はチェココルナ(CZK)ですが、ユーロが使える場所もあり、また、大体の場所でカードが使えました。
現金は5000円ほどCZKに両替していきましたが、最後までほとんど余る状況でした。
1日目 CDG到着
ヨーロッパ方面へは東回りにアラスカ上空を通る航路のため、羽田8:25発、CDG14:55着の直行便で14時間ほどかかります。
アラスカやグリーンランド周辺は一面雪と氷で、一度訪れたい場所です。
CDG空港から近いホテルへ向かう道です。日本時間では夜ですが、パリはまだ日が出ています。
時差ぼけや疲労を考えて、直接乗り継ぎでプラハに向かわず、空港で1泊することにしていました。
ホテルはCitizen M Paris CDGに泊まりました。
当時1泊17,000円ほどで、空港から5分ほどの場所にあり、リモコンでカーテンの開け閉めができたりするハイテクなホテルです。
空港近くのホテルはどこも高めですが、パリに関しては中心部のホテルが高すぎるため、CDG空港の近くに泊まる方が安上がりなこともあります。
2日目 CDG閉じ込め、チェコでダッシュ
この日は7時くらいに起床して、空港でチェックインを済ませました。
飛行機で昼にプラハに到着して、そこから夕方までに世界遺産のチェスキークルムロフ(Český Krumlov)まで向かって1泊する予定でした。
元々CDG9:50発のエールフランス便でしたが、遅延とのことでTerminal 2Fで待つことにします。
しかし、だんだんと出発予定時刻が遅くなり、11時半くらいについに欠航になってしまいました。
代替便はミュンヘン乗り継ぎの18:05発の便が割り当てられましたが、この日はプラハに到着後、チェスキークルムロフまでの移動も含んでおり、22時半にプラハについても間に合いません。
早めの便に振り替えるか、パリでもう1泊して次の日の便にしてもらえないか、エールフランスのカウンターへ交渉しにいきます。
結果的には直行便に空席が出たため、CDG15:45発、プラハ17:25着の便を割り当ててもらえ、ギリギリですが、何とかチェスキークルムロフまでたどり着くことができそうでした。
バウチャーを2枚もらったのですが、Terminal 2Fが激混みでレストランもまともに入れなさそうなので、スターバックスのバゲットと交換しました。
もう一枚は売店でリンツのチョコレートを購入するのに使いました。
そんなこんなで、 CDGのTerminal 2Fに8時間ほど閉じ込められていましたが、何とかチェコに向かうことができました。
チェコ上空でもう日が暮れ始めていますが、空港からチェスキークルムロフまで約4時間なので、時間との戦いは続きます。
CDGから1時間40分ほどでヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港に到着しました。
ピルスナーウルケルの看板が出迎えてくれていますが、この時点で午後5時半すぎ、プラハ7時発のバスが最終便なので、とにかく急ぎます。
シェンゲン協定内なので、フランスで入国審査を済ませていれば、チェコでは再度審査されることはありません。
プラハからチェスキークルムロフへは、長距離バスのRegioJetで向かいます。
RegioJetの出発地が、Na Knížecíというブルダバ川の西岸の地点で、空港バスでは乗り継ぎが発生して間に合いそうにないため、急遽路線バスの191系統に乗りました。
急ぎすぎて全く写真がないですが、バス停近くの券売機で90分有効券が40CZK(約250円)で売っています。
路線バスは結構揺れるので、本来スーツケースを持っている場合は、乗り合いタクシーなどがおすすめです。
Na Knížecíはプラハ駅から大きく離れているため、プラハ駅方面に向かわないように気をつける必要があります。
RegioJetはNa Knížecí - Cesky Krumlovで片道8EUR(約1300円)、トイレやWiFi完備のバスなので快適に利用できます。(日本からも事前予約可能です)
こちらは1日に数本出ていて、2時間50分でチェスキークルムロフのバス停まで着きます。
チェスキークルムロフに午後9:45ごろ到着しました。
到着した時点で、チェックイン期限まで残り15分なので、ひたすらダッシュです。
本来の計画なら夜の散歩を楽しむはずでしたが、そんな余裕もなく、上の写真も走りながら撮っています。
さらに不運なことに、ホテルの目の前の橋が工事中で通行止めのため、引き返してスーツケースを担いで猛ダッシュすることになります。
迂回路もわからず迷った結果、結局チェックイン締め切りに少し遅れてしまったのですが、何とか泊めてもらうことができました。
宿泊したのはHotel Dvořákで、部屋が広くロケーションもブルダバ川に面しており、とてもいいホテルでした。
料金も1泊1万円ほどと世界遺産の観光地としてはリーズナブルで、非常におすすめです。
できれば、もう少し長く滞在したかったです。
ホテルの窓からは、チェスキークルムロフ城を眺めることができました。
ここまで夕食を食べていないので、日本から持参した非常食を食べてこの日は寝ることにしました。
ちなみに、飛行機が大きく遅れた場合は補償を受けることができるため、後日EU261法の申請をしています。
今回は32,000円の航空券に対して、それより多い40,000円ほどの補償を受けることができました。
チェスキークルムロフ観光の時間が潰れてしまったため、どちらかというとネガティブですが、お金が返ってきたことは不幸中の幸いかもしれません。
チェスキークルムロフ編に続く...