前回の台湾旅行続きで、台北の東に位置する九份・十份編になります。
3日目 猴硐、十份、九份観光
3日目は台北の東にある新北市周辺の街を回ります。
この辺りは台鉄の瑞芳駅を起点として、アクセスすることができます。
台鉄は台北駅から乗ることができるため、台北の地下街を通ってホテルから向かいました。
悠遊卡(Easy Card)というSuicaのようなICカードがあり、台鉄に限らず交通機関や買い物で使えるため、そちらにチャージしておくと便利です。
ちなみに、台北地下街のクレーンゲームで遊んだ際に、1000元札を両替機に入れたら10元玉100枚が出てくるという事件があり、手持ちの現金はこのタイミングでほとんど悠遊卡にチャージされることになりました。
瑞芳までは各停で50分ほどで、蘇澳方面に向かう電車に乗れば、猴硐や十份までは乗り換えなしで向かうことができます。
台湾の公共交通機関は非常に運賃が安く、台北から猴硐までで56NT$(270円ほど)となっています。
台北駅では、一度プラットフォームに降りてしまうと出れない構造になっているため、買い物は事前に済ませておくと良さそうです。
猴硐駅は瑞芳駅の隣駅で、昔は炭鉱で栄えていたとのことですが、現在は猫がたくさんいることで観光客から人気です。
小雨だったため、若干少なめだったかもしれませんが、猫を4,5匹見かけることができました。
電車の本数は1時間に1本ほどで少ないですが、人が少ない穴場でカフェなどもあり、立ち寄りやすいと思います。
ここから、さらに南の山奥の方にある十份に向かいます。
観光客がかなり多く、十份駅は大混雑です。
ここは日本人も多い印象でした。
線路の両脇にお店が並んでいますが、お土産屋や屋台のような店が多いです。
電車が来ていない時は、線路に入ってもOKのようで、名物の天燈を飛ばす人が多いです。
電車が来ると、観光客は両脇に退散します。
間近を電車が通るので、相当迫力があります。
観光客は駅から少し歩いた十份老街の方にいるため、駅の近くまでくると人混みも少なくなります。
大きな吊り橋がかかっていて、対岸の集落まで繋がっています。
駅近くの月台咖啡というカフェで電車を待ちました。
混雑もなく、落ち着いて美味しいコーヒーが飲めたため、おすすめの場所です。
このあとは瑞芳駅まで戻り、昼食をとってから九份に向かいます。
両替機事件の影響で、現金がすでに数十円ほどしかなかったのですが、残念ながら瑞芳周辺ではキャッシングできそうな場所はありませんでした。
瑞芳から九份へは、鉄道はないためバスで向かうことになります。
何本か路線があるみたいですが、965系統を利用しました。
瑞芳駅から離れたところにバス停があるのですが、あまりこのルートを使う人がいないのか誰も並んでおらず、非常にわかりづらいです。
祖師廟というバス停からバスが出ているのですが、特にわかりやすい目印はなく、ファミリーマートの隣の交差点の隅で待機していたら乗ることができました。
九份老街までは20分ほどで、カーブの多い山道を登っていきます。運賃は15NT$(70円ほど)です。
到着時に雨が降ってきたので、早々に屋台のある通りに入っていきます。
有名観光地ということもあり、メインの通りは人混みがすごく、なかなか進めません。
若干車酔いしたところに、点在する臭豆腐の屋台からの匂いでじわじわダメージを入れられます。
上り坂ということもあり、何となく江の島に近いイメージです。
屋台ゾーンを抜けると、開けた場所にでて海を望むことができます。
この辺りにある九份茶坊という台湾茶のお店で、阿里山高山茶を購入しました。
撮影不可だったのですが、店内の雰囲気も良かったため、九份でお土産を買う方にはおすすめです。
階段を少し降りたところに、有名な阿妹茶樓があります。
人はどこも多いですが、この辺りは提灯の雰囲気が良いです。
奥に見える海悦楼も良さそうでしたが、現金のみだったため、残念ながら入れませんでした。
帰りに通った道は人通りが少なく、屋台ゾーンとは違った落ち着いた雰囲気で、穴場的なお店も多そうでした。
このあとも、また雨が降ってきて、日も暮れてきたため、この日は撤収しました。
計画を立てた時の想定よりも、実際にはだいぶハードなスケジュールでした。
4日目 帰国
4日目はチェックアウト後にそのまま空港に向かって、お土産を少し購入して帰国しました。
保安検査後に気づいたのですが、サニーヒルズのパイナップルケーキなど、桃園空港のお土産は出国前の外側の店でしか買えないものもあり、注意が必要でした。
最後の出発前に梅苑ラウンジでルーロー(とハムサンド)を食べて、台湾らしい料理で締めました。
士林夜市など行けなかった場所も多かったため、また台湾は訪問したいと思います。