2023年2月のオフシーズンに、ポルトガルを訪問しました。
3泊4日で首都リスボンを中心に、いくつかの観光スポットを巡りました。
ポルトガルを訪れるのは初めてでしたが、全日天候にも恵まれて、食事も安価で美味しかったため、また訪問したい国の一つになりました。
ポルトガルへの行程
アイスランド旅行の続きのため、パリに少し滞在してからリスボンに向かっています。
日本からの直行便はないため、日本国内から向かう場合は、いずれかのヨーロッパの都市やアジアの都市で乗り継ぐことになります。
今回は、パリ-リスボンの往復で単体の発券のため、TAPポルトガル航空を利用することにしました。
参考までに、パリのオルリー空港からリスボン空港の運賃は往復2万円ほどでした。
冬ではあるものの、ポルトガル南部のリスボン周辺は地中海性気候のため、2月の時期でも最高気温が15度ほどと高く、他のヨーロッパの国々と違い晴れの日が多いです。
1日目 リスボン到着
パリのオルリーからリスボンまでは2時間半のフライトでした。
利用したTAPポルトガル航空は、スターアライアンスにも加入している、ポルトガルのフラッグキャリアです。
リスボン空港では、まず観光案内所でLisboa Cardを購入しました。
こちらを購入すると、バスやメトロ、トラムといった公共交通機関が乗り放題となり、一部の施設も入場無料になります。
24時間券、48時間券、72時間券があり、72時間券で54ユーロ(2024年時点)になっています。
この滞在はちょうど3泊4日のため、72時間券を購入しました。
リスボン空港から中心部まではバスやメトロが出ていて、30分強で到着します。
今回はメトロでホテルに近いロシオ(Rossio)駅を目指しました。
ロシオ駅から出たところにある、リスボン中心部の低地にあるロシオ広場です。
雲一つない快晴で、2月上旬ですが若干暑いほどです。
このロシオ広場から近くにあるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ(São Pedro de Alcântara)展望台を目指します。
消臭力のCMのロケ地として有名な場所です。
展望台へは歩いて行くこともできますが、傾斜のついたケーブルカーも走っています。
距離は300mほどですが、せっかくなのでこちらに乗ってみました。(Lisboa Cardで乗車可能です。)
見ての通り、落書きは街中に結構ありますが、日中の治安は悪くなさそうです。
ケーブルカーで登ってすぐのところに、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台があり、リスボンを一望できます。
今回は訪問しませんでしたが、反対側の高台には、サン・ジョルジェ城があります。
リスボンの市街地は、石畳の場所が多いため、歩きやすい靴が良さそうです。
この後は展望台からケーブルカーで降りて、近くのサンタ・ジュスタのリフトに向かいました。
夕方に訪れたのですが、長蛇の列で1時間以上かかりそうだったため、この日は諦めることにします。
夕食はこの近くのピッツェリアで取ることにしました。
今回は途中から合流した実家の家族もいるため、普段の旅行よりは食事がちゃんとしています。
大きいディアボラピザとビールで18ユーロほどで、どちらも美味しかったです。
ホテルはムンディアルという、中心地に近く観光の便利なホテルに宿泊しました。
2日目 リスボン周辺の観光
2日目の最初は、世界遺産のジェロニモス修道院に向かいます。
リスボン中心部からはトラムやバスを乗り継いで行くことができます。
この修道院ですが、とても大きな建物になっていて、iPhoneの広角レンズでも収まらないくらいのスケールです。
こちらもLisboa cardで入場することができます。
大航海時代を象徴する建物ということで、かなり豪華な作りになっています。
中庭もとても広く、柱や壁には細かな彫刻があり、じっくり見ることができます。
修道院を出て近くの通りにある、Pastéis de Belémというエッグタルトの元祖の洋菓子店に向かいます。
ポルトガルではこのお店の名前と同じパステル・デ・ベレン、あるいはパステル・デ・ナタと呼ばれているお菓子で、ポルトガルでは様々な場所で食べることができます。
こちらのお店は元祖ということもあり、焼きたてでとても美味しいタルトを食べることができます。
イートインの座席数も多めで、タルトと飲み物で2~3ユーロほどです。
ここから、ベレンの塔に徒歩で向かいます。
見切れている写真しかなかったのですが、海辺に立つ要塞になっています。
途中の螺旋階段が非常に狭いため、人が多い時は少し大変ですが、中に入ることができます。
四角いモニュメントが、発見のモニュメントで、ベレンの塔から見ることができます。
この辺りはマリーナになっていて、良さげなレストランもいくつかあります。
観光を終えた後は、リスボン中心部に戻り、昼食を取りました。
この日の昼食は、ヨーロッパでは唯一リスボンにある、柚子塩ラーメンで有名なAFURIに行きました。
久しぶりの日本食で、ラーメンと餃子ともにサッパリしていて安心できる味です。
午後は、28番トラムの始発駅のMartim Monizに向かいます。
ちょうど滞在しているホテルムンディアルの目の前にあります。
28番トラムは、車窓から見る景色がいいことが有名で、観光客にも人気の路線になっています。
車内は混んでいましたが、オフシーズンであったため、長く待つことはありませんでした。
リスボンを周るように走りながら、狭い道や起伏のある道を通ります。
ちなみに、Martim Moniz発で進行方向右側の席に座ったのですが、同行した家族に聞いたところ、左側(海側)の景色の方が良さそうでした。
Pç. Luis Camõesという停留所で下車しました。
写真に写っているのは24番ですが、ポルトガルのトラムはこのタイプのレトロな見た目のものが多いです。
この一帯はシアード(Chiado)という地区で、先ほどのAFURIもこの近くにあり、若者の多い繁華街になっています。
この地区の有名な場所では、カフェ・ア・ブラジレイラという老舗カフェもあり、そちらにも立ち寄りました。
ここから東の方に進んで、昨日乗れなかったサンタ・ジュスタのリフトに向かいます。
上りの行列がすごかったサンタ・ジュスタのリフトですが、下りは一人も並んでおらず、すぐ乗れたため、シアード方面から回ってくるのがおすすめです。
リフト乗り場から見た、夕暮れのホテルムンディアルと、反対側の丘です。
夕方6時ごろになります。
カルモ修道院の前の広場に猫がいました。
後編に続きます。